仙丈岳日帰り登山

2004.07.04(日)

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▲仙丈岳( 3033M;長野県長谷村・山梨県南アルプス市; 2004年 7 月 4日)
メールから転載
[ 常念ズ :750] ▲仙丈岳( 3033M;長野県長谷村・山梨県南アルプス市; 2004年 7 月 4日)

私の好みで、日本アルプスで好きな山は北では
鹿島槍、南では仙丈である〜by深田久弥

こんばんは。松本支部長の石川です。

今日はですねぇ、仙丈!甲斐駒と並び、南アルプス
の登竜門として聳え立つ名峰です。ピラミッドを屹立
させる男性的な甲斐駒ケ岳と比較して、3本のカール
が描く重厚でふくよかな仙丈は女性的で、その高山
植物の豊富さからも「南アルプスの女王」という異名
を持っています。そして、標高では今季初の3000M
越え登山になりました。

コース図
<メンバー>
・石川 忍(チーフリーダー、記録)
・村重 誠史(サブリーダー、計画)
・和田 吉正(技術顧問)
・水野 徹哉(常念ズ初参加)

チーフリーダーとサブリーダーですが、実は仙丈岳
初挑戦(笑)

<天気>
ピーカンのちガスり(晴れのち曇り)

<報告>
0430 松本合同庁舎集合

0445 出発、中央道伊那ICから長谷村へ

0555 戸台口着
        天気はピーカンのうえ、すでに北沢峠行きの
        バスを待つ登山客が数十人おり、臨時バスの
        運行が図られる。

0625 戸台口発
        ホントの始発はもうちょっと後ですが、バス
        1台分の人(30人くらい)さえ揃ってれば、
        気の良い運ちゃんはバスを出してくれます。
        道すがら、運ちゃんの解説つきで往復2600円
        なり。(手荷物代400円込み)

0715 大平山荘にてバス降車
        甲斐駒へ行かれる方、小仙丈岳経由で仙丈
        に登る方は終点の北沢峠まで。

0720 登山開始
        しばらく樹林帯の道を行き、20分ほどから
        沢伝いに急登開始。

0755 一本

0805 発
        野崎さんではありませんが、暑いうえに虫多い
        状態。今日は水が必須です。

0845 沢にて一本
        途中で藪沢を横切り、しばらく沢沿いを上がり
        ます。言うまでもなく洗顔タイムに咆哮タイム。
        振り返れば、甲斐駒がドカンと正面に見えて
        感動もひとしお。

0900 発
        沢を離れ、しばし登ります。

0920 馬ノ背ヒュッテ着
        ヒュッテは7月15日から営業開始のため、
        開いてません。

0930 発
        このあたりから、徐々に樹林帯を抜け稜線に。
        お花畑が現れ、写真タイムによりペースダウン
        に。

1015 仙丈小屋着
        稜線には、イワカガミ、シオガマ、チングルマ、
        ミヤマキンバイ、イワベンケイなどが見られ、
        黒百合もありました。シオガマ好きの水野さん
        は、膝まづいて接写連発!うーむどこかで
        見たことのある情景だ・・・。

1030 乾杯用ビール(冷えたの)購入後、出発

1100 登頂!(3033M)
        カールを巻きつつ、3000Mの稜線を歩いて
        登頂です。ここへ来て鳳凰三山や北岳・間ノ岳
        など、次なる南アルプスの刺客達が眼前に
        見えました。日本第2位の標高を持つ北岳の
        雄姿に感動し、いつか登ってやるとの思いを
        強くする一同(僕と村重さんだけ?)。
        技術顧問の和田っちが信大ワンゲル時代に
        20日間かけて南アルプスをほぼ全山踏破した
        武勇伝などをおかずに、ビールやワインで
        乾杯。

1200 発

1235 小仙丈岳にて一本(2855M)
        むむ、常念より2M低い。そろそろガスって
        まいりました。

1250 発
        そろそろ稜線ともお別れ。バイバイ女王様。

1320 大滝頭にて一本

1330 発
        樹林帯をガッツリ下ります。

1405 2合目にて一本
        急な下りを終えあとはだらだら下るのみ。

1415 発

1430 北沢峠バス停着。お疲れ様でした。
        なかなか良いオンナだったぜ(笑)

その後ビールで乾杯の後(またかい)、バスで戸台口
へ下り、仙流荘にて汗を流して松本へ。今日は天気
も良く、文字通り花も実もある良い山行になりました
村重先生、写真アップ期待しております!

8:18
洗顔タイム
8:31-1
次は沢登りかぁ〜?
8:31-2
振り返ると甲斐駒が!
9:06
稜線が見える
9:48
山頂を確認し、一同ハイテンション
10:22
仙丈小屋より山頂を臨む
10:41
山頂をめざす
11:04
登頂!
11:09
鋸岳・甲斐駒ヶ岳
背後:八ヶ岳
(山頂より
11:10-1
鳳凰三山
(山頂より)
11:10-2
北岳・間ノ岳
(山頂より)
11:38
甲斐駒のドアップ
(Photo by T.Mizuno)
女王様は温かく我々を迎えてくれましたが、しかし
僕の顔と両腕にはしっかりと女王様に刻み込まれた
赤いアザ(もちろん日焼けです念のため!)が
残っています。また職場の人たちをビックリさせて
やります。

長文失礼しました。

13:05
眼下に、
南アルプス林道-山梨側

出会った花々

8:14
タカネグンナイフウロ
(右奥:ミヤマカラマツ)
8:20
ヨツバシオガマ
9:43
クロユリ
(Photo by T.Mizuno)
9:45
チングルマ・イワカガミ
10:45
ハクサンイチゲ
(Photo by T.Mizuno)
10:51
ミヤマキンバイ(?)
(Photo by T.Mizuno)
10:52
イワツメクサ(?)
(Photo by T.Mizuno)
10:53
ハクサンイチゲ
ミヤマキンバイ(?)
イワベンケイ
10:55
イワベンケイ
(Photo by T.Mizuno)
12:04
ミヤマシオガマ
(Photo by T.Mizuno)
12:52
ハクサンチドリ
13:01
ハクサンシャクナゲ
(Photo by T.Mizuno)


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