八ヶ岳連峰(赤岳・阿弥陀岳)
2004.11.20(土)・21(日)

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1日目(11/20)

▲八ヶ岳連峰(赤岳・阿弥陀岳)(2,899・2,805m:2004.11.20・21 長野県茅野市ほか)〜あかだけ・あみだだけ〜
<概要>
赤岳は、日本100名山:八ヶ岳の最高峰 

個人的には、2002.9.8に次いで2回目
前回とほぼ同コースだが、初めての初冬のテン泊となる

今回は、長野山岳会の個人登山としての山行 目的は「雪山登山技術習得」
(毎年恒例とのこと)

コース図
<テント泊> 11月20日(土)晴れ
赤岳山荘南沢行者小屋(B.C)

<参加メンバー>
A隊
・倉石 好巳(CL・計画)
・村重 誠史(食料・記録)
B隊
・清水 貴子(21日より:美濃戸口行者小屋赤岳山荘)

<山行報告>

  8:40 豊科スワンガーデン 集合
   ここで倉石さんと合流 倉石さんの車を村重宅に置き、村重車にて美濃戸口をめざす
   (豊科IC〜諏訪南IC:¥1,550)
   美濃戸口から登山口へは悪路で、何度も車の下をぶつける
   (#クロカン四駆欲しいなぁ〜)
   登山口手前の赤岳山荘の駐車場に車を置く
   1日:¥1,000×2=¥2,000 トイレあり(¥50)
   味のある御主人から山の情報を得る
   雪はうっすらで、却って難しいらしい アイゼンとピッケルは一応携帯することに

10:20 赤岳山荘 発
   登山口に「行者小屋は営業終了 テント泊の方も赤岳鉱泉におまわり下さい」
   との看板がある
   んが、予定通り南沢経由で行者小屋に向かうことに
   場合によっては赤岳鉱泉にテン泊か?
   緩やかな道だが、冬装備25Kgのザックは堪える   
   10℃ 風もなく歩くと暑い 寒いよりいいか?
   先日、「カモシカスポーツ」で買った冬靴、バーゲンだったがまぁまぁ
   少し靴擦れ気味だが、しっかりした冬靴ならこんなものか?

10:58 休憩
   重装備のため早めの休憩 まだ余裕

11:07 発
   時々、木の間から雪化粧した赤岳山頂が見える やはり雪が...

11:40 おじぞうさんがある所 着 休憩
   重装備のため多めの休憩 けっこう疲れて来た

12:00 発
   日陰の道や沢は凍っている
   涸れ沢に出ると、大同心・小同心が見える
   ここだけ雪がなく黒いので一際印象的(一瞬の撮影ポイントを逃す)

13:05 行者小屋 着
   比較的暖かく、のんびりした後、テント設営
   この日:7幕とこの時期としても少なめ 雪を心配してのことか?
   テント内にて倉石さん持参のビールで乾杯した後 コーヒー&コンロで暖をとる
   夕方まで昼寝 結構寒い
   寝ていると集金の人が...赤岳鉱泉から来たのか?
   登山口の看板は集金の都合だったのか?
   テント場1人:¥1,000(高けぇ〜) 昨年の2倍に
   夕食:カレー(アルファ米+レトルト)
      +サラダ(乾燥海藻+ミニトマト+味付け卵+ツナマヨ) #我ながらなかなかの味
   村重持参の「七笑」の熱燗登場!(軽くね) 暖まって来たので就寝

10:
樹林帯を行く
11:31
赤岳山頂が!
12:18
凍てつく沢
12:54
稜線が姿を現す
13:08
営業終了した行者小屋
13:12
赤岳
(行者小屋テント場より)
<所感>
冬装備25Kgのザックは堪えました。B.Cまで比較的短い行程だったので良かったのですが、装備の見直しが必要と実感しました。(酒、多過ぎ?)
あと、今回は、自前の2〜3人用テントを持参しましたが、冬用に外張も必要だと思いました。
さて、明日のアタックはどうなることか?

17:46
夕食
ピンぼけでスイマセン

2日目(11/21)

<テント泊> 11月21日(日)快晴
行者小屋文三郎尾根赤岳中岳阿弥陀岳(往復)行者小屋南沢赤岳山荘

<山行報告>
-2℃ ガスのため比較的暖かい 風もない(良かった...)
朝食:パン(各自)+卵スープ(フリーズドライ)
食後のコーヒーを飲んで、アタックザックにて出発準備

  7:27 行者小屋 発
   当初は地蔵尾根を登る予定だったが、
   岩場が凍っていてアイゼンの必要との情報あり
   慣れない村重には難しいということで、
   アイゼンの必要がないという情報のある文三郎尾根を選択 一応アイゼンも携行

  8:00 文三郎尾根の途中 休憩
   風はないが日陰なのでけっこう寒い
   強風時はこんなもんではないだろう

  8:08 発
   ここで目出帽をかぶる 冬山では必須アイテム
   チャック付きなので状況によって温度調節が出来て便利(ワークマンの安物だが重宝)
   ガレ場は凍っていて却って夏場より登り易い
   こういう事もあるのねぇ〜 実際に来てみないと分からないものだ
   振り返ると、阿弥陀岳の向こうに北アルプスが見え始める! 槍ヶ岳も確認!!

  8:35 分岐通過
   南アルプスが見え始める

  8:45 岩場手前 着 休憩
   風もなく暖かい 日なたのため雪も少ない
   アイゼンで下りて来る人あり 地蔵尾根を登って来たのだろう

  8:53 発
   ここからは岩と雪と氷のミックスルートとなる 鎖を頼りに慎重に登る

  9:10 赤岳(2,899m)登頂! 休憩
   -5℃ 風もなく比較的暖かい
   槍ヶ岳はガスり始めたが、
   煙を上げる浅間山、雪化粧の北アルプス・中央アルプス・南アルプス、そして富士山が美しい
   今年登った金峰山・瑞牆山も確認 何だか嬉しいものだ
   ちょうど3,000m以上の山が白くなっていて分かりやすい

  9:30 発
   慎重に下りる

  9:53 岩場の下 着 休憩
   ここまで来れば安心 村重持参のワインで登頂のお祝い

10:00 発
   阿弥陀岳をめざす 日陰の斜面は雪が残っているので注意

10:25 中岳通過

10:40 行者小屋との分岐 着 休憩

10:45 発
   ここから阿弥陀岳へはわずかの距離だが、きつい登り
   鎖場・崩落箇所もあり注意 今年の台風の影響か?
   ガスり始める まぁ、ここまで見えたので満足、満足 
   日陰には雪が残っており慎重に登る

11:10 阿弥陀岳(2,805m)登頂! 休憩
   ガスで何も見えず

11:20 発
   慎重に下りる 個人的にはこういうのは結構好きである

11:46 分岐 着 休憩
   眼下にテント場が見え、倉石さんが清水さんに声を掛けるが返答なし

11:50 発
   ここからの下山ルートは楽勝と予想していたが、
   日陰のため凍っており滑りやすく何度か転びかける
   崩落箇所もあり 過去には雪崩事故もあったという
   行者小屋手前で清水さんが出迎え お待たせっ!

12:36 行者小屋 着
   テント撤収 パッキングに手惑う 慣れが必要か? 装備を見直そう

13:37 発
   あいかわらず重いザックだが下山は楽だ しかし肩に食い込み痛い 

14:35 休憩

14:42 発
   堰堤が見えればあと少し

15:38 赤岳山荘 着
   やはり悪路で、また車の下をぶつける 嫌だなぁ〜
 

<温泉>もみの湯(八ヶ岳中央高原):¥500
  屋根付き露天風呂・サウナなど設備充実 Good!

7:12
ガスあり
8:00
硫黄岳・横岳  
8:20
雪もあり
8:41-1
中央アルプス・御岳
8:41-2
阿弥陀岳・北アルプス
8:41-3
南アルプス
手前:権現岳・編笠山
8:52
ここからは岩場
9:03
海老の尻尾
9:13
富士山をバックに
(赤岳山頂より)
9:14
浅間山・赤岳山頂小屋
(赤岳山頂より)
9:15
赤岳神社
(赤岳山頂より)
9:30
金峰山
手前:瑞牆山
(赤岳山頂より)
11:19
赤岳を振り返る
(阿弥陀岳山頂より)
13:59
大同心・小同心
<所感>
今回は、初めての初冬のテン泊となりました。経験のあるコースだったので、ちょうどよかったかなと。
季節は急に変わるわけではなく、冬山も特別というものはないことを実感しました。
もちろん、周到な準備や訓練は必要ですが、少しずつ、チャレンジしていこうと思いました。


山頂での動画
(期間限定)


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