爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳
2005.9.18(日)・19(月・祝)

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第1日目(9/18)

▲爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳(2,670m・2,889m:2005.9.18・19 長野県大町市・富山県立山町・宇奈月町)  〜じいがたけ・かしまやりがたけ〜
メールから転載
[jonens:00011] 爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳 (9/18-19) 山行報告

jonens MLのみなさま

松本の水野です。
9/18〜19にかけて爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳に登ってきました。
新参者が僭越ながら、報告します。

#直井さんの報告では、改行がうまくいかないとのこと。
#不安ですが、試しに送ってみます。

<概要>
爺ヶ岳(じいがたけ・標高2,670m ←最高点は中央峰)
:後立山連峰南部に位置し、3つのピークからなる。山名は、残雪期に種
 を蒔く爺さんの雪形が現れることに由来(ただしその形をイメージする
 には、かなりの想像力が必要)。
鹿島槍ヶ岳(かしまやりがたけ・標高2,889m ←最高点は南峰)
:爺ヶ岳の北隣に位置し、後立山連峰の盟主といわれる。吊尾根を挟んで
 南北に双耳峰を連ねる姿は大変美しい。日本百名山であり、深田先生に
「私の大好きな山である」と言わしめたほど。村重氏悲願の山。

コース図
<行程>
 平成17年9月18日〜19日 1泊2日(小屋泊)
 [1日目]扇沢手前→柏原新道→種池山荘→爺ヶ岳→冷池山荘(泊)
 [2日目]冷池山荘→鹿島槍ヶ岳→冷池山荘→冷乗越→赤岩尾根→大谷原
 なお、今回は登山口と下山口が異なる場所であったため、2台の車を
 それぞれの登山口に置いて移動した。

<参加者>
 ・村重誠史(CL)
 ・水野徹哉(記録)

<行動記録>
[1日目]H17/9/18(日)晴れのち曇り
6:00 豊科スワンガーデンに集合、村重車および水野車の2台で出発。
 大町に近づくにつれ、後立山連峰がくっきりと浮かび上がり、気持ちが
 はやる。村重氏曰く「走って登りたい」

7:00 大谷原駐車場(今回の下山口)着。村重車をここへ駐車。
 車は駐車場に一杯で、やや手前に駐車している車も。

7:15 柏原新道口駐車場着
 こちらもさらに多数の車。隙間を見つけて駐車する。

7:35 登山口出発
 前後して登り始める人、多数あり。

8:00〜8:05 1,615m付近にて一本。
 目指す方向には、早くも種池山荘が見える。

8:25 ケルンを通過。

9:10〜9:20 1,995m付近にて一本。
 後方には針ノ木岳、蓮華岳、左手には針ノ木岳から種池山荘に至る稜線、
 行く手には種池山荘が見え隠れする。紅葉はまだ始まっていないが、ナナカ
 マド、オオカメノキ、ゴゼンタチバナなどの赤い実がよく目立つ。

10:00〜10:10 2,230m地点にて一本。
 落石の危険が高いガラ場を通過し、最後の急登にさしかかるあたり。

10:32 種池山荘、到着。
 山荘前のテラスは、かなりの人で大にぎわい。
 山荘では生ビールを販売しているが、ここで飲むと目的地にたどり着けなく
 なりそうなのでガマン。山荘横の種池には、サンショウウオの幼生がゆった
 りと泳いでいる。
11:00 出発 

11:25〜11:30 2,475m付近にて一本。
 背後の立山〜剱岳には頂上に雲がかかっている。南方の蓮華岳の向こうには、
 登るにつれて槍ヶ岳の姿も。そして、行く手には旗雲をなびかせて鹿島槍ヶ
 岳がそびえ立つ。

11:45 爺ヶ岳南峰、登頂!
 だんだんと雲が多くなってきたが、ぐるっと360度の展望が楽しめる。
 眼下には松本平、その向こうにはうっすらと八ヶ岳、南アルプス、東には噴
 煙をあげる浅間山が。まずは缶ビールで乾杯!
 登山口から抜きつ抜かれつしてきた、糸魚川からのおばちゃん2人連れに、
 なすの漬け物やらきゅうりやらミニトマトやらを頂く。おばちゃんの一人が
 着ていたTシャツの背には、「栂海新道」。カッコイイ・・・。

12:30 爺ヶ岳南峰の山頂を後にする。
 最高峰の中央峰、そして北峰は巻き道を通過して素通り。

13:05〜13:10 北峰を過ぎたあたりで一本。
 向かいから20名くらいのグループがやってきたのでやり過ごす。

 ほどなくして、赤岩尾根への分岐、冷乗越を通過。
 と思ったら、向かいからMTBをかついだグループが!
 やり過ごそうとよけた水野は、驚きのあまりコケる。
 聞けば、冷池山荘まで行って引き返してきたところとか。
 柏原新道を下るそうだが、MTBに乗れる場所はあるのかなぁ〜。

13:45 冷池山荘、到着。本日の行程はここまで。
 宿泊の受付よりも先に生ビール(一番搾り・\900)で乾杯!
 山荘前にテラスがあるが、ガスに巻かれて視界は効かず・・・と思ったら、
 時折爺ヶ岳が見えた。
 それにしても、続々と人が山荘に到着。夕食は、なんと4回に分けるとか!

 夕食の時間は、最終回の7時半となりました。それまで、ひたすら飲んでお
 りました。爺ヶ岳は山容も雄大、花にも恵まれて第一級の名峰であるのに、
 日本百名山はおろか、300名山にも入っていないのはケシカラン、などと
 議論しながら・・・。
 この日のお泊まりは、300人以上とか。文字通り、ギュウギュウキツキツの
 状態でした・・・3連休だもんね。事前情報では料理がうまいとありました
 が、さすがにこの混雑ではそれなりでした。

6:48
大谷原駐車場より
8:29
蓮華岳・針ノ木岳
10:34
常念岳・餓鬼岳
(種池山荘より)
11:02
爺ヶ岳への稜線
(種池山荘より)
11:04
鹿島槍ヶ岳
#明日まで待ってろ!
11:17
穂岳連峰・槍ヶ岳
手前:蓮華岳
12:47
爺ヶ岳北峰方面
12:50
剣岳
#いつかは...
13:25
ぬおっ!
16:03
明日下る赤岩尾根
#物凄い急登
18:30
中秋の名月なのです
19:23
夕食

出会った花々(9/18分)

10:37
サンショウウオの幼生
(種池にて)
10:59
チングルマ(実)
13:28
シラタマノキの実
13:40
マユミ
花名が間違っていましたらご指摘お願い致します。

第2日目(9/19)

[2日目]H17/ 9/ 19(月)曇り時々雨、下山途中から晴れ
4:00少し前 雨だれ?の音で目を覚ます。外は霧雨・・・。
 あまり天気が良くないので、山荘の自炊室でお湯を沸かして朝食とする。
 山荘内は出発の人でごった返している。

5:15 山荘を出発。
 ヘッドラを点けて歩くなんて、何年ぶりだろう・・・。
 稜線に出ると、風が強くなり、時折雨がたたきつけてくる。

5:55〜6:05 布引山手前、2,625m付近で一本。
 風のないところを見つけて休憩する。
 降りてくる人に聞くと、風雨が強く布引山までで引き返したという。
 登頂できるのかと緊張が走る。

6:12 布引山山頂を通過。
 風雨は思ったほどではなく、慎重に進む。
 いくつかの小ピークを越え、徐々に高度を上げていく。そして・・・

6:48 鹿島槍ヶ岳南峰(2,889m)、登頂!
 頂上には意外とあっけなく到着。悲願を達成した村重氏は満面の笑み。
 頂上付近は比較的なだらかで、案外ふつうだった。が、ちょっと行くと鋭く
 切れ落ちているので要注意。
 雨は小降りになり、時折青空が見えて太陽が姿を見せるようになった。ガス
 が取れるのではないかと期待して、コーヒーを飲みながらしばし待つ。
 が、雲は切れず、あまりにも寒いため下りることにする。
7:30 頂上をあとにする。北峰はまた次回。

8:27〜8:35 2,480m付近で一本。
 このあたり、ウラシマツツジが赤く染まり、チングルマも多い。トウヤクリ
 ンドウ、ヤマハハコ、オヤマリンドウなどの名残あり。花の時期は大変きれ
 いだろう。

9:00 冷池山荘、到着。
 お湯を沸かしてカップラーメンをすする。
9:50 山荘を出発
 
10:00 冷乗越通過。稜線に別れを告げ、赤岩尾根へ下る。
 赤岩尾根は、下ったところからいきなり急坂が始まる。
 その名の通り、岩肌は赤色をしているが、非常に崩れやすい岩質で緊張する。

10:46〜11:15 高千穂平にて休憩。
 下る途中でガスを抜け、北側には東尾根の鋭くえぐれた谷が見えてきた。
 谷には残雪も残っている。

11:50〜12:02 1,760m付近で一本。
 この道は所々にハシゴが付けられているが、桟の部分が丸太になっているも
 のが多く、滑りそうでコワイ。
 水平距離は大して動いていないのに、標高はぐんぐん下がる。登山道両側の
 植物も次々変わり、垂直分布の見本のようなところ。

12:35〜12:40 1,495m付近で一本。
 「登山口まで15分」の道標がある。
 ようやく下の沢が見えてきた。終点は近い?

12:50 西股出合を通過。
 西股本谷は、砂防堰堤の下に設けられたトンネルでくぐる。
 トンネル内には窓があり、水の流れている様子が見える。

 後は駐車場まで林道歩き。足の裏が痛くなる。
 途中、ブナのまとまった林の脇を抜ける。ヤマブドウも多数。

13:50 大谷原駐車場、到着
 鹿島大冷河川公園として整備されている場所。振り返ると、赤岩尾根が壁の
 ようにそびえていた。あれを下ってきたのか〜。
 
その後、柏原新道口まで村重車で移動して水野車を回収し、大町市民浴場「上原
の湯」(わっぱらのゆ・\500)で汗を流して解散となりました。
なお、「上原の湯」は今年改築したばかりのピカピカの建物で、近くの大町温泉
郷にある「薬師の湯」よりも100円安いのが魅力です。湯温はかなり熱いです。

<まとめ>
小屋泊2日の行程でしたが、変化に富んで充実のコースでした。
鹿島槍の山頂で展望が得られなかったのは残念でしたが、念願の山に登頂できて
大変満足でした。空気の澄んだ時期に、再度挑戦したいと思います。
個人的には、かつて北アルプス三大急登の一つに数えられていたという赤岩尾根
も、一度挑戦したいと思います。

初回から長文で、大変失礼いたしました。

水野徹哉

6:14
南峰への稜線
7:29
登頂!
8:44
ガスなのに跪く
10:32
連なる尾根
(高千穂平より)
10:49
大滝
(高千穂平より)
11:11
鹿島槍スキー場方面
12:17
ハシゴが続く
12:48
砂防堰堤
(下がトンネル入り口)
12:50
小窓を覗く
13:02
新緑みたい

出会った花々(9/19分)

8:38
オヤマリンドウの群生
(Photo by T.Mizuno)
8:42
草紅葉とチングルマ
(Photo by T.Mizuno)
10:04
色づくナナカマド
(Photo by T.Mizuno)
11:44
謎の実???
タムシバorコブシの実?
(09.4.7)
花名が間違っていましたらご指摘お願い致します。


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